今この本を読んでいます。
なぜ選んだのか。
NON STYLE の井上さんといえば、ブサイクのいじられキャラ。この人なら相当の悪口を SNSで受け取っているに違いないと、批判を華麗にスルーしてあるだろうと、購入ボタンをポチッとしました。おそらく「ブサイク、消えろ」のようなメッセージも受け取った経験があるだろうと思えるので、本の内容に真実味もありそうです。
個人的な話ですが、2020年5月 ID だけは登録していたものの、楽しみ方がいまいちわからず、ほったらかしにしていた Twitter アカウントから 発信を再開しました(@Candy_fkok)。
購入した当時は、テラスハウスに出演していた木村花さんのショッキングなニュースもあり、匿名の誹謗中傷について話題になった時期でもありました。 kindleライブラリに未読で残っていたものを、やっと読み始めたところです。
さて本の中身ですが、文体は口語まじりで、ゴーストライターではなく本人が書いたであろうと思われます。
誹謗中傷についての考え方を、NONSTYLE の人気が出るための戦略とともに書いてあり、ビジネス書ともいえます。
また、本の副題は、
~日本一嫌われている芸能人が毎日笑顔でいる理由~
ですが、それがもし
~僕たちが人気者になった理由~
であったなら、購入ボタンを押す消費者は少なかったように思います。これも戦略、勉強になります。
この本を読みながら、1冊の本を思い出しました。モデル事務所の経営者さんが書いた本でしたが、題名は忘れてしまいました。
「可愛い子は、普通に暮らす方が幸せ」
「デビューをすると周りには、可愛い子・美人な子がたくさんいるため、普通にしているだけでは、自分がいちばんにはならない」のだそうです(言われてみれば、納得できるのですが)。デビュー前の一般社会では、少し可愛いだけでもチヤホヤされるため、幸せな人生を歩むことができます。 でも、モデル事務所に登録し、オーディションを受け続ける生活に突入すると「君はデビューしない方が幸せな人生を送れるよ」と、オーディションの度に言われ続け、オーディションにも落ち、気分も落ち込むのだそう。
お笑い芸人として勝てない頃の話、に重なりました。
面白いだけでは、芸人として勝ち続け M-1で優勝することもなかったのでしょう。
ちょうど、NONSTYLEが優勝した年、私は妊娠中で、それまでは一部しか見たことがなかった「M-1グランプリ」を、始めから最後まで視聴した記憶があります。その後、優勝したNONSTYLEよりも、オードリーの方が露出が増えたなと感じていたのですが、それに対しても、どんな戦略で今の位置を確立したのか書かれてあります。
最後に。本の節目に井上さんの上半身裸の写真が入ります。私にとっては不要な写真ですが、それでもポジティブに生きるという意味で、必要な要素のようです。おそらくここでも、ウザッ、と思う読者を想定されているいる⁉️
まだ、読んでいる途中ですが、後半が楽しみです。