こちらは行動経済学の本です。
自分の行動を今一度振り返ることができる、よいきっかけになりました。
私は今まで感情には流されない、自分の意思で選んでいると自負していたつもりでしたが、この本を読んで、人間は誰しも合理的でない判断を下していると言うことを理解しました。
合理的な判断を下せないのであれば合理的に判断できるように自分の意思を動かすのではなく、そこは間違った選択をしないように自分の環境を整えることが必要であると言うことを、学びました。例えば衝動買いなどです。
料理の場合、人は同じ料理でも紙皿に載っている料理アルミのお皿に乗っている料理、ウェッジウッドののお皿に乗っている料理では、払ってもいいと思える金額が変わるのです。
私は趣味で、ヤフオクでの取引を200以上行っていますが、今後はこの経済行動経済学を頭の隅に置いておき、よりものが売れる文章術や写真術を使いたいと思いました。
行動経済学は、人々が幸せになることに寄与します。先程のお料理の例にも示した通り、同じ料理を違うお皿に乗せると言う事は、料理にかけた労力は同じです。でもそこにほんの少しだけ手を加える、見栄えの良いお皿に乗せる、それだけで人はその料理を高価な料理だと思ってしまいます。目隠しされて食べた料理であれば同じ味のはずです。そこに人を幸せにする鍵が隠されています。
また自分の買い物1つとっても、自分の中では比較検討を行い確認したつもりでも、どこかで感情に流され、合理的でない判断のもとに購入する決定を下しているのです。では、合理的な判断のもとに買い物をするためにはどうすれば良いのでしょうか。万人に対する答えは存在せず、個々人が環境設定を行う必要があります。その答えとは、欲しいと思った時にすぐ購入するのではなく、一晩考えてみる、週末まで考えてみる、その程度の心がけでも充分なのです。
私はこの本を読み、今後のヤフオクでの出品について、より綺麗で丁寧な出品を心がけようと思いました。おそらく自分にとって、良い方向に進みます。なぜなら自分の出品した商品がより高額で売れるからです。
今の生活に取り入れられる知恵が、たくさん詰まっている本です。