居心地の良い美容室。
私の行きつけの美容室は、とても居心地が良いです。
なぜそう思ったかというと、メゾンという美容室サブスクサービスを使い、お試しで別の美容室を2つ試してみたから。なんというか、言葉にできない「差」がありました。
まず、行きつけの美容室は、掃除もきちんとされていて、壁も綺麗。
1)掃除はどうだろう?
美容室は、ほとんどのお客様がカットもされるので、かなりの髪の毛ゴミが出ます。それをサッと掃除できるようにスタッフを訓練しているか?スタッフ数が足りているか?が気になるところ。でもまあ、組合に入らずかなり安い金額を提示している美容室以外は、たいていは髪の毛ゴミが出れば、すぐに清掃されます。
2)壁が違う?
では、どこが違うのでしょうか。大きく違ったのは壁の素材でした。
一般的に壁は壁紙という「クロス」を張るか「ペンキ」等で塗ります。自宅はクロスを張り温かい雰囲気を出すのがおすすめ!と言われる建築士やインテリアコーディネーターが多いでしょう。クロスは、工場で製作した紙またはビニル(ビニルクロスと呼ばれる)を建築現場で張るだけ。プリントにより色んな表情が出せるので自宅のリビングなどにおススメではあります。
一方、ペンキを塗ると冷たい感じになるので、あまり自宅リビングには採用しません。同じ理由で、美容院など柔らかい雰囲気を出したいときは、クロスを採用するのでしょう。
しかし、クロスの欠点は「剥げる」こと。古くなると接着剤の力が弱まり、端の方から剥げ、破れることもあります。こうなると見た目がとても汚い。そして、切って張っての工作と違い、自分ではその修理が難しい。プロにお願いして修理が終わるまでクロスはおそらく剥げたままです。
ところが、ペンキで塗っている場合「汚れる」ことはあっても剥げません。こちらもプロにお願いし塗り直してもらう方がもちろん綺麗ですが、もしプロがつかまりにくい場合も、自分でやり直すことは可能です。
あまり深く考えたことはなかったのですが、
- 汚れたりカビたりして黒ずみ、最後は剥げてくるクロス
- 汚れたりカビたりして黒ずむペンキ
では、ペンキの方が清潔感ありだな、と感じた出来事でした。
私は建築業界の人間なのでここまで感じましたが、一般的には「この美容室なんだか清潔感があっておしゃれ」そこまでなんだろうと思います。
しかし、今後の内装工事の参考に、その「一瞬の綺麗」さに惑わされず「いつでも綺麗」であること、また、改修工事は閉店の月曜日で完了してほしい、という特殊事情が聞こえてきそうな美容室業界(定休日はバラバラですが病院の外来など)では、日ごろのメンテナンスも含め綺麗で清潔な状態が維持できる設計をしたいなと、肝に銘じる出来事でありました。
社宅や公営団地などでもない限り
これは、