新建築
https://japan-architect.co.jp/shop/shinkenchiku/sk-202303/ この雑誌をご存知の方は業界人くらいでしょうか?(笑)
先日、こちらの号ではないのですが、ある号を読んでいました。
この雑誌をご存知でない方のために どういう雑誌か説明しますと、新しい様式やデザインの建築を、毎回写真プラス文章で紹介する、ファッション雑誌の建築版かな。イメージは、JJじゃなくてFIGAROみたいな感じ。
この写真に添えられている文章なのですが、どうやら建築家というか、設計者自身が書いているようです。
そうそう、「建築家」といえばかっこいいですが 建築家という定義は実は曖昧です。 辞書で定義されているわけではない。しかも、試験があるわけではないので、名乗れば誰でもなれる! 世間から認められるかどうかは別として(笑)
と、話はそれたのですが建物写真に添えられる文章。
読んでいてこの質がバラバラ過ぎて驚いたのです。
あるコンペの受賞作品から始まり、「何て素晴らしい文章なんだろう、 私もコピーして手元に持っておきたいくらいだわ」 と思っていたのですが、次の特集記事に移ると、なんだか小学生が書いたような文章が…。
本を読みながら眠気に襲われてきたのですがあまりの温度差に目が覚めてしまいました。
え、この文章は何? 例えるなら 大学数学の本を読んでいたのに 小学算数にかわったような感じ とでも言うのでしょうか。 大学数学のような文章が書けるように ならなければと思った瞬間でした。 しかし、この本も気をつけなければなりません 広告で成り立っている本の1つ。 確かにおしゃれな 最近流行りの建物が 紹介されてはいるのですが それを鵜呑みにして真似してはいけない。 この雑誌に載っていたからと マンションやアパートに 住むのは危険。 だということが 10万時間の法則から 業界に長い間属していてわかってきました。