2020年4月、引っ越しました。
冠水エリアに近いことは分かっていたけれど、大雨の日に通勤した経験がなかった・・・偶然にも土日に悪天候が続いていたのです。
昨日の17時ころ、私は冠水した道路に車で侵入してしまいました。ワイパー最速で動かすほどの大雨、視界は悪く、浸水していること、全く分かりませんでした。でも、今家でくつろぎながら思い返せば、ヒントはたくさんあったのです。
・通り沿いの店は閉まっていた
・交差点のガソリンスタンドはかなり遠くから暗く営業していないことが視認できた
・交差点で曲がるとき、対面の車がパッシングしてくれた(優しさに気づかずごめんなさい)
心底怖い思いをし、とりあえず止まることなくセブンイレブンの駐車場に避難。
「でもこのままじゃ家に帰れない」
とりあえず、セブンイレブンの店内には浸水しておらず、動くことができない人たちが数名いました。その時私は、1台のプリウスタクシーを見つけたのです。おそらく、セブンイレブンまでお客様を運び帰っているようでした。そのタクシーは、浸水地域を抜けた!!あのルートだと、車は動くのだということが分かりました。私の車はプリウスではなくアクア、タクシー運転手さんより運転の技量も低く車も非力。ハイブリッドアラートは点灯したけれど、とりあえずこの地域から逃げねば!
なんとかタクシーのルートで浸水地域からは脱出し、細い裏道を通り帰宅することができました。初めからこの道を選んでいればと後悔なのですが、それも初めて通った道。前に車がいたから後をついていっただけ。生きて帰ることができたことの方が軌跡に思えてきます。
ただ家に帰って「セブンイレブンで録画すればよかったなー」って。災害の恐ろしさを伝えるには、文章だけより写真・映像付きの方が迫力があり訴える力も大きい。
でも、でも、あの時の私にはそんな余裕なんてなかったし。スマホは連絡手段にしか見えなかった・・・そしてその映像が頭に焼き付き興奮し、眠れないのです。あれだけでこの興奮、大災害を経験された皆様の、心的ストレスの大きさを少しだけ理解することができました。
あんな怖い思いは2度としたくありません。
<学び>
・車の視界をよくしよう
・通行止めがあるから渋滞が発生する。渋滞を避けるのはやめよう
・アスファルトと浸水した道の区別は、天気予報でいうところの「非常に激しい雨」が降っている状態では、視力の良い人でも難しい。
<週末までにすること>
・フロントガラスにガラコを塗ります。これだけで視界が随分変わるはずだから。
・車のマットを天日干ししよう。(ずぶ濡れの靴で運転したから)
・レインブーツつとレインコートを車に常備
しかし、この雨でJRは間引き運転だったらしい。ということは超満員だったのではないか?コロナ感染は防げたかなあ。