2019年4月から2020年3月までの1年間、苦手な業務を担当していました。和田裕美さんの陽転思考にどれだけ助けられたことかわかりません。
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2020年の4月に部署も変わり、好きな仕事ができるようになり、昨年やってたことも役にはたっています。今だからこそ、冷静にこんなことが言えます。
念仏のように唱えていたことは
「やりたくないけど、いつかやってて良かったと思えるかも」
です。
「あー、やりたくない。なんで私がやらなきゃいけないの?」
という思いがよぎるたびに、和田さんならこんなときどう考えるだろうと、冷静に冷静に考えました。
そんな業務を担当させられていたので、左遷だったのかもしれませんが、担当していた仕事は下のようなイメージです。
・誰もやりたくない仕事を、たった1人に担当させる
・どこの部署にもひっかからないような微妙な業務を担当させる
・たくさんの職種をまとめる業務(みんなわがまま)
・担当者だからと、専門家扱いされる(知らんがな、といいたい。私は資格持ってない)
などなど、愚痴を言い始めたら止まりません。そして、私の職場は支社がたくさんあるわけではなく、分社化されており、転勤=転職です。
テレワークでも仕事の持ち出し禁止だったのに、転勤後に元上司から電話があり言われたのは
「こちらで使われてたデータ、そちらに持っていかれてますよね?」
おいおい、です。前の職場とは決別したかったので(笑)何一つ持ち出していないし、そもそも禁止のはず。背に腹を変えられないといいますか、自分が窮地に立たされると、本音が出ちゃうんですね人間って。そもそも、面倒な仕事を全て私に丸投げしていた、あなた方が悪いのですよ。
正直なところ、メンタルがやられてしまう可能性もかなり大きい業務でした。なぜ私に耐えることができたのか?それは、転勤希望を出していたからです。ここで、
・この業務から逃げ
・長期に病気休暇をとる
こともできたと思います。でも、そんな人受け入れたい部署ってありませんよね。もし受け入れられたとしても、面白い仕事はさせてもらえないはずです。私は、今の仕事のその先を見つめていたから、「今」に耐えることができたのです 。
人事異動に自分の希望が必ずしも反映されないのは、サラリーマンの宿命です。
本当に思い出したくない1年ですが、仕事の幅は広がったようです。今も新しい業務との関わりの中で、「昨年担当していた業務だな」と思うことが時々あります。
平成どころか、昭和のビジネスからも脱却することができない前の職場。とりあえずオンラインで業務は行えているでしょうが、ハンコを押しに誰かは出勤しているはずです。押し付けられた仕事をこなしたい気持ちなど生じるわけもなく、3月に強制終了した私の業務は積み残しがいっぱいです。だから私のこと「信じられなーい!」と悪口言われてるんだろうなと思います。
でも、私1人に押し付けていた業務があること、それが組織の歪みだと私は今でも思っています。新しい法律への対応、新しい時代の流れ、それに順応することが難しい組織は、淘汰されていくのかもしれません。税金がつぎ込まれつぶれないにしても、少なくとも、組織が繁栄していくことはないでしょう。
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