ブックレビュー「赤を身につけるとなぜもてるのか」
外見的魅力についての知見を得ようと
このカテゴリーについての本を集中的に読んでいます。
このカテゴリーを読んでいて面白いのは、
「外見的魅力」とは
「顔が良い(いわゆる美人・ハンサム)」だけではないということ。
しぐさや言葉使い、温度、清潔さ、色、臭い
色んなものに影響を受けて人の心はブレまくる・・・
この本は題名がとてももったいない。
赤を着るとモテるのかだけでなく、
暖かい飲み物、冷たい飲み物どちらを出された方が優しい気持ちになるか?
シャワーをあびた後とあびる前で、寄付額は変わるか?
などなど、興味津々な研究結果がたくさん掲載されています。
それらは全てネイチャーなどの学術雑誌に載ったものであり、正確な実験。
ただし、著書も何回もこの本の中で書いていますが、
ただ「手を洗ったから」「赤を着ただけ」でどうなる、こうなる、という話ではないけれど、
「人の心というのはこんな小さなことでも動かされるのだ」ということを心に留めておくのはとても大事だと。
男性の政治家がなぜ選挙活動中は赤のネクタイをするのか、赤い服を着るのか?
なるほど。
私はこんな視覚情報には騙されないぞというものさしを持つためにも
読んで損はない本です。
ぜひぜひいろんな状況を味方につけて、自分の人生をより生きやすくしたいなと感じました。